こんにちは。のぼりラボ編集長の石川です。
のぼりとブラックボード(黒板)と並んで失礼します。
この三者の並びについては、今回ののぼりラボ記事をお読みになればお分かりいただけるのではないでしょうか。
さて、現在「のぼりラボ」では、WEB上のアンケート調査サービスを利用して、屋外広告の実態を探る活動をスタートしています。
店舗経営者を対象とし、「どのような屋外広告を利用しているのか」そして「のぼり旗や幕といった布製の屋外広告について、どう感じているのか」といった意識調査を実施。
その結果、屋外広告に用いられているアイテムについて興味深いデータを得ることができました。
今回の「のぼりラボ」は、アンケート調査の結果発表。屋外広告の現実を紹介します。
屋外広告の主力選手とは
ポップジャパンは、のぼり旗や幕、暖簾(のれん)などの布を用いた屋外広告物をメインに扱っているメーカーですが、世の中には他にも様々な屋外広告が存在します。
看板やポスター、ブラックボード(黒板)。他にもアドバルーンや、次世代の屋外広告として注目されているデジタルサイネージといったものもあります。
それら様々なアイテムの中で、一番多くのお店で用いられている屋外広告のアイテムとは、果たして何なのでしょうか?
アンケート調査の結果がこちらです。
屋外広告物のトップは「ブラックボード・黒板」。回答いただいた店舗経営者の45.28%が利用しています。
理由としては、やはり「情報更新の早さ・手軽さ」が大きいと思われます。
何しろ消して書けばいいので、例えばベーカリーショップですと、「焼きたて情報」の更新を黒板で行われている姿は良く目にします。
そして、一度購入・設置してしまえばそれ以降の費用はチョーク代程度しか必要ありません。
書き換える手間を考えても、魅力的なコストメリットの高さです。
しかし、ブラックボード(黒板)には雨天に弱いという欠点があります。
また、情報を掲示する期間によっては、文字や内容が「かすれるて消えてしまう」ことがあり、長期間で綺麗な状態を保つことは難しいアイテムです。
その点、看板は長期間の掲示に有効であり、1週間から3ヶ月程度のセール期間やキャンペーン期間の案内では、のぼり旗や懸垂幕が適しています。
効果的で最適な媒体を選択するためには、掲示する情報の内容や広告の期間など慎重に考える必要があります。
映画館の案内板に使われてたり
布製屋外広告の効果は、他のアイテムとの比較で際立つ
のぼりラボでは、これまで布による屋外広告の利便性や可能性について様々な検証や情報収集をしてきましたが、「実際の店舗経営者からの声」は常に気になるものです。
アンケートでは、実際に「布製屋外広告の宣伝効果の高さについて実感されているのか」を聞いてみました。
結果を見ると、現在ブラックボード(黒板)を利用されている95.83%の店舗経営者が、最も布製屋外広告の宣伝効果を実感されています。
看板を利用している方が56.25%で、のぼり旗を利用されている方では57.14%の方が布製屋外広告の持つ宣伝効果の高さを感じています。
ブラックボード(黒板)を利用されている人が圧倒的に布製屋外広告の効果を感じている点は興味深く、例えば、「黒板とのぼり旗」あるいは「黒板とタペストリー」といった、種類の違う複数アイテムを用いる相乗効果の高さを感じられていると予想されます。
のぼりとブラックボードの組み合わせも多く見られます
お客様にとって最適なアイテムを考える
本音を言うと、主力として利用されている屋外広告のトップが黒板であり、黒板の利用率45.28%に対して、のぼり旗の利用率13.21%という結果はショックでした。
しかし、ブラックボード(黒板)を利用している店舗経営者の方の多くが「布製屋外広告の効果が高い」と実感されている結果を見ると、アイテムの適性を正確に把握することの重要性が浮かび上がります。
例えば、個人経営の小規模なベーカリーショップやレストランでは、黒板でその日その日で変化する情報を細やかに出していくことが効果的です。
内容も「パンの焼き上がり時間」だったり「本日のメニュー」だったり様々でしょう。
しかしそれは、そんなお店に看板やのぼり旗が必要ないという話ではありません。
長めの期間を設けたキャンペーンや、お店自体の存在をアピールするためには、黒板以外のアイテムの力も必要であると実感されていることが、今回のアンケート結果から読み取れます。
屋外広告を扱い、その可能性を探るポップジャパンの「のぼりラボ」として、「お客様に必要な屋外広告は何か?」ということを、媒体・素材も含めた幅広い選択肢の中からピックアップする力が今後より問われることでしょう。
現在、のぼりラボでは精力的にアンケート調査を行いながら、屋外広告の現状やデータを集めています。
その結果は随時、この場で発表していきますので、今後も興味深い「屋外広告の本音」をお楽しみ下さい。
赤いボードもありました(レッドボード?)
コメント