産学連携 大学生の視点で作る商品開発

こんにちは、ポップジャパンPRチームの酒井です。

産学連携

最近よく聞きますよね。

企業と教育機関が連携して大学の研究をしたり、商品開発を行ったりする例のアレです。

実はそんな産学連携にポップジャパンも取り組んでいるんです。

連携したのは広島経済大学メディアビジネス学部の宮地ゼミナールの皆さん。

学生さんたちが学んできたメディアデザインの知識と、ポップジャパンが培ってきた布印刷を融合させて新たな商品を生む、というプロジェクトです。

その集大成ともいえる商品がこの度、プロジェクト発足から一年半の時を経て完成しました!

今回の記事ではそんな商品開発の様子と実際に完成した製品についてご紹介いたします。

 

開発

今回の経済大学との産学連携は、「若者の感性×布の可能性」をテーマにユーザー体験を追求したデザインを新しく開発する、そんなプロジェクトとして2020年の10月からスタートしました。

学生さんたちにポップジャパンが今まで培ってきた印刷技術、販促物、集客ノウハウなどのトータルアウトプットについて学んでもらい、若者としての視座からしか見えてこないユーザー体験を新しい商品としてアウトプットして欲しい、そんな思いから始まったんです。

 

商品開発を始めるにあたって、まず学生さんたちには商品を使った後のユーザー体験まで見据えて、プロダクト全体の体験を設計するUXデザインについて意識してもらいます。

その商品を手に入れることがユーザーにとってどのような価値があるのか、今までに感じていた不便をその商品は解消できるのかなど、ユーザーの視点に立ったアイデアの出し方について考えてもらいました。

ユーザーがいて初めて商品として成り立つ、というわけですね。

こうして浮かんできたアイデアについて、ユーザーのペルソナ設定などを行いながらどんどんブラッシュアップしていきます。

徐々に形になってきたアイデアを実際に商品化するために、お次は弊社社員に向けたプレゼンです。

勿論学生さんのアイデアだからといってこちらも一切妥協はありません。

プレゼンを聞いて学生の考える商品の実現性や汎用性など、実際に商品化するにあたって必要な検討は社内と同様に行いました。

甘い部分に指摘をしたり、アドバイスをしたりしてアイデアの魅力がより伝わる形になるようにディスカッションを重ねました。

こうして紆余曲折しながらも、若者らしい新しいアイデアを多数出してくれましたよ

学生さんのアイデアの例を挙げると、デザインを付け替えられるトートバッグ掴みにくい素材で反則を防止するサッカーのユニフォームなどなど、我々の社内だけではなかなか出てこない、まさしく若者ならではの視点から商品開発に臨んでくれました。

商品化

そんなユニークなアイデアの中から今回商品化に至ったのが、ブックカバー「HIROSHIMAを読む」です。

このブックカバーは広島に来た観光客の方、そして広島を愛する広島県民に向けて、広島の文化や歴史、観光などをPRするイメージのデザインとなっています。

お好み焼きや牡蠣、広島弁など6種、学生が“推したいHIROSHIMA”のデザインをご準備しております。

4年生が企画アイデアを出し、3年生がそのアイデアのコンセプトをより明確にして商品化の道筋を作り、2年生が実際に商品デザインに使用する素材を取材・撮影をしてこちらの商品は製作されています。

実にロングスパンのプロジェクトでしたが遂に結実に至りました。

こちらの商品は既に販売開始しており、廣文館の新幹線店にて販売しております。

廣文館 | ekie(エキエ)広島駅
ekie(エキエ)は広島駅の線路上空・高架下エリアに位置する広島駅直結の商業施設です。多彩な広島土産やご当地グルメが揃い、思いがけない発見があるのもエキエの魅力。広島観光の始まりや締めくくりにぜひお立ち寄りください。

 

販売しているブースのレイアウト、装飾、ユニフォームの法被、のぼりなども全て学生がデザインしてくれています。

お立ち寄りの際は一年半努力を重ねた学生さんたちの作ったブックカバーを、お手に取って頂ければ幸いです。

今回の活動を通して、学生さんたちにはものづくりに関わる人間の熱意乗り越えなければならない課題について実際に肌で感じて頂けたと思います。

これから社会に出て活躍されていく学生さんたちにとって、今回の産学連携プロジェクトが何か人生の糧になってくれれば我々も嬉しい限りです。

また、ポップジャパンにとっても商品開発のアイデア出しなど、フレッシュなアイデアが大変参考になりました。

未来ある若者たちの目から見た日常のユーザー体験について、改めて我々も学ぶ機会を頂けたと思っております。

ポップジャパンは今後も学生の皆様と共に、互いに発展できるような企業であり続ける努力を重ねていく所存です。

 

追記

本日3/9(水)の中国新聞にて、今回の産学連携プロジェクト、ブックカバー「HIROSHIMAを読む」について掲載されています。

是非そちらもご一読ください。

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