こんにちは、ポップジャパンCR戦略部です。
さて、まだまだ暑い日が続きますが、世間のアパレル店では秋冬物の発売がスタートするなど季節の移り変わりを感じております。
今回はそんな季節の変化に伴って大きく変わるウェアの「生地」についてお勉強していきましょう!
生地の違いについて
体温調整の難しい季節の変わり目からがっつり極寒の冬、さらには春先にまで大活躍してくれる頼もしい味方といえばパーカー・スウェット・トレーナーなどしっかりした衣類ですね。
これらのウェアが載ったカタログなどを見ると「裏パイル(裏毛)」とか「裏起毛」という言葉を見かけます。
はてさて、裏パイル・裏起毛とは?
早速これらの生地を近くで見てみましょう。
表面は大きく変わらないですね。
では生地の裏面は……おや、これは一目瞭然!
まったく異なりますね。
左のループ状になった糸が見えるのが裏パイル、右の毛羽立っているほうが裏起毛です。
では、それぞれの生地についてもう少しご説明いたします。
裏パイルとは「裏毛」とも呼ばれている生地の一種。
生地の表面は天竺編みで滑らか、裏側部分がループ状に編み上げられています。
このループ状の生地、どこかで見かけたことありませんか?
ヒントは日常でよく使うもの……そう、タオルです!
タオル地がさっと水を吸い取ってくれるようにパイル地のウェアも吸水性・吸湿性がよく、汗を吸い取ってくれるのでスポーツウェアにも使用されます。
弾力性もあり、軽くて肌触りが良いのでこれからの秋・春先で重ね着するのにもピッタリ。
少し肌寒いかな、そんな時こそパイル地がおすすめです。
裏起毛とは文字通りパイル地の裏面を特殊加工で毛羽立させ起毛させたもの。
柔らかく、空気を含みやすいのでパイルよりも保温性が高くフワっとして暖かいのが特徴。
毛布のような肌触りです。
最近は防寒用の靴下やアンダーウェアでも「裏起毛」の文字を見かけますよね。
とにかく放熱しにくいので寒い冬の日こそ裏起毛の出番です!
ただし、熱をためやすいこと・また吸水性が高くないことから汗をかくようなスポーツ着には向いていません。
主に防寒用に用いる、冬用の生地だとお考え下さい。
まとめ
以上がパーカー・スウェット・トレーナーなどの生地の違いでした。
パッと見だけではわからないですが手に取るとその違いは顕著に現れます。
簡単にまとめてしまうと以下の通り。
・裏パイルは裏地がタオル地で吸水性があり、スポーツウェアにも利用される。
・裏起毛は裏地が起毛で暖かく、防寒用に用いられる。
生地裏側の処理によって着心地や特性が大きく異なりますので、パーカー・スウェット・トレーナーをお求めの際は、シーズンやどういったシーンで着るのかを元に生地についても着目してみてください。
おしゃれで快適な日常のお供に「裏パイル・裏起毛」のウェアを是非ご活用ください。
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