AIを使って気になっていた名著への一歩目を踏み出そう

こんにちは、ポップジャパンPRチームの酒井です。

突然ですが、皆さんは最近、本を読んでいますか?

読書は好きでも忙しさから、受動的に受け取れる動画コンテンツなどに割く時間が多くなっている、なんて方も多いのではないでしょうか。

かくいう私もその質でして、少し前まではもっぱら動画を流して呆ける日々を送っておりました。

ですが、最近あるちょっとした工夫で読書に取り掛かるハードルをぐっと下げることに成功したのです。

今回はそんなひと工夫、「AIを使って気になっていた名著への一歩目を踏み出そう!」というテーマでお届けいたします!

方法

使用するのはみなさんご存じのChatGPT

アメリカに本社を置く「OpenAI」が開発したAIで、文章生成AIにおいては一番有名といっても過言ではないかと思います。

そちらに以下のようなプロンプト(指示)を入力してみてください。

「作者名」『題名』を現代的な言葉づかいで要約してください。

また、この作品の楽しみ方を以下の3つの視点で紹介してください。
1.表現的な視点
2.時代的な背景と照らし合わせた視点
3.現代的な多様性と照らし合わせた視点

以上を入力することで作品の簡単なあらすじ文章表現の優れた点時代背景がストーリーにどう影響したか現代的な価値観で作品を見た際のポイントなど、ちょっと気になる部分をAIがまとめてくれるのです。

実践編

サンプルとして私の好きな作品についてAIに出力してもらいました。

「田山花袋」『蒲団』を現代的な言葉づかいで要約してください。

また、この作品の楽しみ方を以下の3つの視点で紹介してください。
1.表現的な視点
2.時代的な背景と照らし合わせた視点
3.現代的な多様性と照らし合わせた視点

AI

田山花袋の「蒲団」は、明治時代の文豪・田山花袋による作品で、自然主義文学の代表作とされています。

物語は、中年の作家である主人公が、彼のもとで勉強している若い女性・芳子に対する秘めた恋心を抱くところから始まります。

芳子が主人公の家に下宿している間、彼は彼女の美しさや若さに魅了されていきますが、彼女はやがて若い男性と恋に落ち、主人公の元を去ります。

残された主人公は、芳子が使っていた蒲団の香りに執着し、その蒲団にしがみつきながら、彼女を思い続けます。

この作品は、男性の欲望と孤独、そして時代の移り変わりに対する切ない感情を描いています。

「蒲団」の楽しみ方

表現的な視点

田山花袋は、自然主義文学のスタイルを用いて、登場人物の心の動きを非常にリアルに描写しています。

特に、主人公の内面の葛藤や、芳子に対する抑えきれない恋心が細やかに表現されています。

具体的な描写や心理描写が巧妙で、読者は主人公の感情に深く共感することができます。

また、蒲団という身近な物を象徴的に使って、主人公の執着心を表現している点も、作品の魅力の一つです。

時代的な背景と照らし合わせた視点

「蒲団」が発表された明治時代後期は、日本が急速に近代化し、伝統的な価値観が揺れ動いていた時代です。

作品の中で描かれる恋愛の形や女性の生き方も、当時の社会的背景を反映しています。

芳子のような若い女性が、自立し、新しい生き方を求める姿は、当時の女性解放運動の影響を感じさせます。

同時に、主人公のような男性が伝統的な価値観に囚われながらも、その変化についていけない姿は、時代の移り変わりに対する一種の抵抗を表していると言えるでしょう。

現代的な多様性と照らし合わせた視点

現代社会においては、ジェンダーや恋愛の多様性が広く認められていますが、「蒲団」はその背景とは異なる時代に書かれた作品です。

それでも、この作品は、恋愛や人間関係における欲望や孤独、未熟さといった普遍的なテーマを扱っており、現代の読者にも共感を呼びます。

主人公の独りよがりな恋心や執着心は、現代の視点から見ると、自己中心的で問題のある行動と捉えられるかもしれません。

しかし、それを通じて、人間の複雑な感情や欲望を深く考えさせられる点が、現代においてもこの作品が読み継がれる理由の一つでしょう。

まとめ

いかがでしょうか、このように様々な視点から作品の魅力を伝えられると読んでみたくなりますよね。

まだ読んだことがない名著への一歩目に「AIにお勧めしてもらう」というアプローチはいかがでしょうか。

また、この手法を用いることで名著を読む際にありがちな難しい言葉遣いを追うことに終始して、あらすじの理解が遅れるという読みにくさの一因を回避することができます。

作品の理解を深めるためにも、一度読んだ本についてAIに聞いてみる、というのも案外面白いですよ。

 

今回は3つの視点を私の興味関心から選んでいますが、その部分を改変することで各々がお好きな視点でおすすめしてくれます。

是非、一度気になっていた作品についてAIにお勧めしてもらってください。

きっと良い読書体験のきっかけになってくれると思います。

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