こんにちは。ポップジャパンの石川(写真左)です。
今回ののぼりラボでは、社員インタビュー企画としてマーケティング部営業課で営業事務の業務を担当されている山本結子(やまもと ゆうこ)さんにお話を伺います。
入社4年目。
当初は総務部で経理を担当されていましたが、現在は部署を異動し営業事務として、ポップジャパンの営業部隊を支えている山本さんですが、その中で感じる葛藤や不安。そして仕事のやりがいや楽しさについて語っていただきました。
山本さんがポップジャパンに入社を決めたきっかけから、その衝撃的な体験まで、是非お読み下さい。
自分の可能性を探る就職活動
「今日は、忙しいところ時間をいただいてありがとうございます。どうか、よろしくお願いします」
「よろしくお願いします」
「早速なんですが、山本さんって、入社して何年目でしたっけ？」
「今年で4年目ですね」
「あれ？もう4年も経つんですね。早いなぁ。」
「早いですねぇ」
「そんな4年前、ポップジャパンは当時の社名がまだポップヒロシマでしたが、そこに入社したきっかけからお聞きしたいと思います」
「正直に言うと、他にも何社か受けていたんですが、全然決まらなかったんです。その時はポップとは畑違いの業界ばっかりチャレンジしてて、アパレルとか工務店とか、あと制服屋さんとか」
「制服屋さん？」
「でも、どこにも受からないし、話が進んでも『パートタイマーからのスタートです』って言われたりしてました」
「今でこそ人材不足で『売り手市場』なんて言われてますけど、4年前だとまだ今日ほど学生優位ってワケではなかったみたいですね」
「あと、当時の自分は『事務系』の仕事を避けていたんですよね」
「それはまた、何故ですか？」
「当時、回りから『事務がいいんじゃない？』ってよく言われてたんですけど、あんまり言われるもんだから、なんか腹立ってきちゃって」
「腹たってきた！？」
「ハナから『事務系だったらいけるよ』って言われ過ぎちゃうと、『自分には事務だけか』『他の選択肢は無いのか』て思うようになるんですよね。それで変に反発しちゃって避けていたんです」
「なるほど。自分の可能性を勝手に決めてくれるなよって思ったワケですね」
「だけど時間はどんどんすぎるし、流石に焦り初めていたときに『挑戦しないで避けるっていうのは違うな』って気づいたんです」
「事務職をする自分というのも、また可能性の一つだと捉えたと」
「心を入れ替えて、直近で受けることができるトコロを探してもらったら、当時のポップヒロシマが出てきました」
「ここで接点ができました。ポップヒロシマの登場ですね」
「そこで連絡したら『明日来ることができますか？』言われました」
「すごいな！話が急すぎる！」
「まぁ、私も『分かりました！明日行きます！』って言ったんですけどね」
「(負けてないな…)」
衝撃的だった入社試験当日
「急に展開のスピードがあがってきましたが、大丈夫でした？色々と準備するものも必要だったんじゃないかと思いますが」
「大学にはその日のうちに書類を用意してもらって、その間にポップヒロシマのことをインターネットで滅茶苦茶調べました」
「事前情報が殆ど無い状態ですからね」
「なんとか準備して受けに来たんですけど、会社に来てみて『明日来れるか』って急かされた理由が分かりました」
「というと？」
「その日が年末の最終営業日で、会社に入ったらみんな大掃除してたんです」
「えぇ！？大掃除してる中で入社試験受けてたの？」
「面接中もずっと外から掃除機の音がしてたし、適性検査の用紙を提出しようとしたら事務所に誰もいませんでした」
「多分僕も、その時どっかで大掃除してたはずだけど。なんかゴメンなさい」
「諸々終わって会社から出ようとしたら、入り口の自動扉も電源が落ちてて自動じゃなくなってました」
「ゴメンなさい」
「掃除をしてた人が凄くいい笑顔で扉を開けてくれたことが印象的でしたけど、こんな日に試験を受けて本当に大丈夫だったのかなっていう不安は残りました」
「試験の内容がというよりは、周囲の状況に翻弄されてしまったって感じですね」
「でも年が明けたらすぐに『合格』の連絡をいただいたので良かったです」
「改めて、色々な要素とかエピソードが絡まりあった結果、ここでお話を聞けてるということの不思議さを感じています。そうですか、大掃除の日に…ねぇ…」
仕事を通じて実現していきたい将来の自分の姿
「そうして入社した当初は総務の仕事をされていたんですよね？」
「はい。総務の仕事をやりつつ経理関係を中心に丸2年。その後に部署異動で工務部になって1年。そして今期はマーケティング部営業課となりました」
「入社当初から経理関係の仕事をされてて、異動で営業事務的な仕事をすることになって戸惑いや不安はありませんか？」
「経理にいた時ってお金のことしか知らなかったんですよね。ですので事務所で営業担当の人が『問題が起きたー』って言っていてもよく分かりませんでした。社内の仕事の流れもボンヤリとしか把握して無かったので、誰かが怒っていたり困っていても理解できなくて」
「同じ会社の中とは言え、自分の関わっている部分や知っていることじゃないと、分からないことって多いですよね。しかも入社したばっかりだと特に」
「だけど部署を異動して、今まで知らなかったことが自分のこととして明らかになってきました。最初はお客様に電話することも苦手だったんですけど、お客様対応や仕事上で気をつけなければいけないこと、今まで知らなかった決まりごとが分かるようになりましたね」
「新しいことを実践しながら覚えることの大変さもあると思いますが」
「経理の仕事のように時間区切りの作業というのは難しくなりましたが、色々なことを知ることができたので、今は良かったなって思えています。あの時あの人が怒っていたこと、困っていた理由がどこにあったのかが分かるようになりました」
「自分の立ち位置が変わることで、より会社や他のスタッフを理解したり、感覚や情報、意識を共有することができるようになったということですね」
「そうですね」
「仕事、楽しさとかやりがいって感じてますか？」
「楽しさもあり、大変でもありって感じですね」
「まぁ、そうですよね」
「今は営業事務の仕事なので、自分がお客様をもつということは無く、他の営業担当の人よりその点の負担はありません。だけど、処理業務を受け持つ以上は色々な人の案件を随時把握して理解しておく必要があります。それも同時進行的なので、まだ自分の中で処理落ちしちゃいそうな時があるので、そこの解決は自分の課題ですね」
「トラブルの発生タイミングが被るっていうのも、『あるある』ですよね。いや本来はあってはいけないことなので、限り避けるべきなのですが」
「だけど最近は以前よりも電話の大変さも和らいで来たと言うか、お客様とも笑いながら話せる関係もできてきて、それは経験だし成長してるのかなって思いますね」
「山本さんは、この先どんな人になりたいとかって考えはありますか？」
「一言で言うと『色々なことができる人間』になりたいですね」
「それは、社内外を問わず？」
「そうですね。色々なことができて、色々なことが分かるようになりたいなって思います。発注書のフォーマット一つにしても、自分で触れるようになれば改善していくスピードも上がりますからね。色々なことを勉強して、何を尋ねられたときでもすぐにレスポンスを返せるようになりたいなと考えています」
最近のブームは◯◯？
「最近、なにかハマってることとか、面白いことってありました？」
「元々、漫画とかアニメが好きなので良く見ています。それから最近はイベント事が面白いですね」
「イベント？」
「その場に行かなければ無いこと、もの、お店について情報を集めて実際に計画を立てて行ってみることが最近多いです。来週も岡山まで行く予定ですよ」
「いいですね。実際に外に出て行ってみることで分かるものってありますよね。体験だなぁ」
「そうですね。なので最近好きなのは『お出かけ』です」
「『おでかけ』ってフレーズ、なんか良いですね」
インタビューを終えて
部署を異動することで見えてくること、理解できること。
当事者だから分かるという感覚を経験し、山本さんはもっと色々なことが知りたい、そして出来るようになりたいと、意欲を抱いていました。
確実に経験値を積み上げながら、同時にプライベートも充実させながら活動される山本さんの活躍に注目です。
コメント