こんにちは。ポップジャパンの石川です。
突然ですが、テレビ新広島で毎週日曜朝9:30から放送されている「そ~だったのかンパニー」という番組をご存知ですか?
ローカル番組ですので中国地方外だと馴染みが無いかも知れませんが、中国地方のおもしろい企業や今熱い企業を取り上げて、事業の内容や会社の様子を紹介する番組です。
今まで関わりの無かった会社や、分野・業界の話などを知ることが出来て、とても勉強になる番組です。
そんな「そ~だったのかンパニー」。12月9日の放送ではなんとポップジャパンと同じのぼり旗幕業界というステージで活躍していらっしゃる企業:「のぼり屋工房」様が紹介せれていて、驚きました。ご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「のぼり旗」というポップジャパンとも共通する商材をメインに販促アイテムに関わるお話には興味津々。齧り付きでテレビを観ていたのですが、やはり我々の持つ考えとの共通点から、関心してしまう内容までとて面白く拝見させていただきました。
今回ののぼりラボでは、そんな同業他社様が紹介された番組内容から、販促サポートの考え方まで紹介したいと思います。
のぼり旗界のブレイク商品は「○◯始めました」
登場されていた「のぼり屋工房」様は番組の内容によると、創業当初からのぼり旗を製造していたのではなく、食品包装容器などを扱う問屋業からスタートされたのだとか。
その後、安定したメーカー業を目指した舵取りの結果、現在ではのぼり旗を1日5,000枚以上印刷され、その品種も2万種を超える企業となったそうです。
そんな多くののぼり旗を扱ってきた歴史の中では、思わぬ「ヒット商品」もあったそうで、それは夏先の中華料理店などでよく見かける「冷やし中華はじめました」。
張り紙に書かれているこの文言ですが、のぼり旗として作成した結果、これが大ヒット!
かつて一世を風靡した芸人AMEMIYAの楽曲「冷やし中華はじめました」との相乗効果もあって大いに話題となったそうです。
また、その抜群の生産力と応用力で、番組中ではメインMCの八嶋智人(やしまのりと)さんや八田 亜矢子(はったあやこ)さんをデザインに取り入れたオリジナルのぼり旗も紹介されていました。
八嶋さんからは、「のぼり旗がたくさんあると賑やかになる。SNSやネットの時代でも効果抜群」と評されていて、まさにのぼり旗のパワーが実証された瞬間であり我が意を得た思いでした。
これからののぼり旗に求められるパワー
のぼり屋工房様で制作されるのぼり旗の内、既成品は全体の3割り程度でオーダーのものが7割という割合なのだとか。
そのため、のぼり屋工房様で活躍するデザイナーは10名!
のぼり旗デザインのポイントとして大事なのは「遠くから見ても何が書いてあるか、何をアピールしているか分かること」なのだそうです。
例えば、国道添いにあるラーメン屋さんではドライバーからもしっかり認識できるように黄色ベースに黒い文字。
さらに一番力を入れている「黒醤油ラーメン」の写真を入れアピール力をブーストさせた結果、お客さんから「のぼりのラーメンをちょうだい」というオーダーが増えたそうで、大変喜ばれているとのことでした。
お店もアピールしたいことがしっかりと訴求できて、お客さんにも分かりやすくて注文につながる。のぼり旗の成功例としては、かなり理想的ですね。
また、のぼり屋工房様ではのぼり旗の立て方も教えていただけるそうで、番組内では「のぼり旗は180cm間隔で立てることがコツ」と言われていました。
これは熱心なのぼりラボ読者の方なら、お気づきかも知れませんが、のぼりラボでも何回か紹介した立て方!
完全に裏が取れたと言うか、間違いで無いことが証明されたと言えるでしょう。
新たなステージに向かう意味
現在、のぼり屋工房様はのぼり旗以外の新たな商品にも力を入れておられるようです。
その一つがメニューボード用のシール。
よく店頭に小さな黒板が出ていて、チョークでその日のオススメやアートが描かれているものを目にしたことがあると思いますが、それをもっと手軽かつ効果的に活かすアイテムです。
手書き風のイラストシールを黒板に貼れば、絵が苦手なひとでもかなり雰囲気のあるグラフィカルな黒板が完成します。しかも何度でも貼って剥がせるという嬉しい仕様。
番組中では「字は書けるけど、絵が描けないので困っていた」というバーの店主さんが本当に喜んでおられました。
のぼり屋工房様が現在考えているテーマは「のぼり旗以外でも、どうお客様をプロデュースするか」
そしてこれからののぼり屋工房様は「販促物の可能性にチャレンジし、商売繁盛をサポートし続ける存在」となることを目指しておられるそうです。
終わりに
今回の放送を拝見する中で、同じステージにいる企業としてとても参考になり、そして見習わなければいけない点が多数見つかりました
のぼり旗の現状を真正面から捉え、対応しながら、そして新たな可能性を模索する姿勢。
番組の最後には、入社1月目のデザイナーのアイデアを商品化したエピソードも紹介され「面白ければ採用する」という企業としての柔軟さも感じ、ポップジャパンも負けてられないなと、改めて気合を入れ直すきっかけとなる放送でした。
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