日々、様々なメディアでも言われていますが現在の日本は、『超』少子高齢化社会で、しかもその問題はこれからどんどん深刻化していきます。
そのような状態では生産年齢人口と呼ばれる、いわゆる「はたらく世代」の数も加速度的に減少しており、実際に「人材がいない」という理由で事業をたたむ話もよく聞こえるようになりました。
これからも「人を集めること」の難しさは深刻になっていく中、いかに自社に興味を持ってもらい、認知を広げ、魅力を訴求していくのか。
様々な手段の中から、ポップジャパンが今一番推しているアイテム『ブース装飾』について、今回は紹介します。
少子化待った無しで、人材が全然集まらない!
内閣府発表の「少子化社会対策白書」によると、1991年以降、日本の出生数が減少傾向であることは間違いありません。
そして長引く少子化によって企業にとっても重要な『生産年齢人口』も減少し続けています。
2015年のデータでは、生産年齢人口は約7757万人。これは全人口の61%程度です。
さらに、2014年から比較すると1年の間に生産年齢人口が約117万6千人減少しているというデータが出ています。
総人口の減少が約21万人なのに対して、生産年齢人口の減少は約117万人と6倍近いペースで減少している計算になります。
当然、これからの働き手である学生自体の数も減り続けていて、新入社員として人材確保すること自体、すでに困難な状況となっていることは、実感されている企業も多いのではないでしょうか。
新しい世代の人材を確保できなければ、会社の世代交代に大きな悪影響を及ぼします。
技能や事業の継承が不可能な事態になると、それはもう経営資源の損失。
次々に生み出される新世代の技術や、それらを利用したサービス、応用技術への感度や対応力は、若い世代の人材ほど高いものがあります。
有望な新入社員の獲得とは、会社の未来を獲得することを意味しています。
これからの時代、企業は「求職者から選ばれること」に強い目的意識を持って、積極的に就職関連のイベントへ参加していく必要があります。
まず認知されないと始まらない
では、「求職者から選ばれるため」に、必要なものを考えましょう。
第一段階として考えたいのは、「会社の特徴や魅力」について。
「何をしている会社なのか」「何を作っているのか」「何を売っているのか」「どのような特徴・特色があり、どのような理念と思想を持って企業活動をしているか」
発信すべき情報はいくらでもあります。
求職者が求める情報を整理し、効果的に発信するツールとしてイベントパンフレットや求人サイトが有効です。
しかし本当に大切なのはさらにその一歩前、会社の『存在』を知ってもらうことです。
すでに誰でも知っているような、ネームバリューのある大手企業ならば、会社をアピールする場も多く用意できるでしょう。
しかし中小企業だと、そのチャンスは必ずしも多くはありません。
「どこで、どのように会社をアピールしていくか」についてピンポイントでしっかりと狙い、準備をすすめておく必要があります。
そこでポップジャパンは、『ブース』に着目。
ここから人材確保の手段を提案します。
ブースで未来を切り拓け!次世代リーダーの獲得方法。
就職イベントや展示会イベントは、自社のPRを行う絶好の場です。
しかし、いくら就職説明会でブースを設営し自社PRの場を設けたとしても、そのブースに人が来なければ、そもそもPRすることができません。
人が集まるブースと集まらないブース。その違いはどこにあるのでしょうか。
就職を希望する、イベント参加学生の目線で考えてみましょう。
一つは、「ごく普通の展示ブース」
割り当てられたスペースに長机とパイプ椅子を設置し、会社の製品やサービスの紹介パンフレットを並べ、壁に説明版がかけてある程度のブースです。
そして、もう一つは、「テーマ性のある装飾を施してあり華やかに見えるブース」です。
企業ロゴが入ったテーブルクロスや、イスカバーを使用。
説明スタッフの衣装にまで気を使っていて、明らかに他の出展ブースより華やかで目をひくブースになっています。
この2つは極端な例です。
しかし、この二つのブースが並んでいたら、学生はどちらの話を聞いてみたくなるかと考えると、答えは一つです。
PRにおける最初の一歩として、会社の存在が広く認識され、印象に残ること。
そして、ブースの印象などを通じて「何だかおもしろそうな会社だな」と興味を持ってもらわなければ、人が集まらず、人材確保も何も始まることはありません。
スタートライン立つことすらできないのです。
しかし、「ただ目立てばいい」という考えで、自社の事業と何も関連の無いアイテムを揃えたブースは考えものです。
雑多に装飾アイテムを寄せ集めただけのブースでは、確かに目立つかもしれませんが、笑われて終わりです。
戦略的に会社の事業や特徴をPRし、好印象に繋がるブースでなければ意味がありません。
会社ごとの特徴やイメージ、風土・文化が反映された装飾が施されていなければ、ブースによって、逆に人は離れていってしまいます。
ブースの装飾は、人を集めることが目的ですが、『正しく情報が伝わった状態』で来てくれる人でなければ、良い結果にはなりません。
遠くからでも存在が知られ、興味を持ち、近くまで惹かれて来てくれた人に「話を聞いてみたい」と思わせる戦略とストーリーがブースには必要なのです。
ブースの装飾とは一種の空間演出です。
一定の派手さや賑やかさも必要ではありますが、訪れた学生が落ち着いて、話を聞くことができる空間でなければなりません。
装飾をしていく上では、会社の特徴やイメージなど、伝えたい魅力をしっかりと整理し、デザインまで考え抜かれたアイテムを取り揃えることが重要でしょう。
手遅れになる前に。ブースを見直して明るい未来へつなげる。
人材確保は一回の就職イベントで終わるものではありません。
単独説明会や会社訪問などの次のステップへと繋げていくためにも、「良い印象を与える」と言うことは、人材確保において非常に大切な意味を持ちます。
ブース装飾にはそのきっかけを演出する大きな力があります。
そして、ブースで配布される資料や、スタッフの説明などとの相乗効果によって、より力強く会社の「想い」を届けることが可能なのです。
良い人材はどこに居るのか。それは難しい問題です。
高いポテンシャルを示す指標は幾つもあり、参考にすべきポイントもあるでしょう。
しかし、採用した人材が入社後、実際に会社の中で、期待以上の大活躍をしてくれるかと言うと、そんな保証は誰にもできません。
若い人材そのものが減少傾向にある時代です。
会社を大きく発展させる可能性のある人材が、他社へと流れていくような、そんな機会の損失は、今まで以上に大きなダメージとして社内に蓄積されていきます。
大袈裟かもしれませんが、気付いた時には会社の魅力をアピールするその相手すら、もう就職市場には存在しなくなっているかも知れません。
就職関連のイベントや展示会は毎年開催され、その重要度は年々高まっています。
出展ブースの内容や、来場する学生へのアプローチ方法への施策について、研究も進み、あらゆる手段があらゆる会社で用いられています。
戦略的なブース装飾もその一つと言えます。
今では、ロボットを用いたブース来場者への対応サービスも、珍しいものではなくなりました。
背面幕やテーブルクロス、椅子カバー、フロアマットといった定番アイテムの充実はもちろんですが、デジタル技術を用いた空間演出の手法もブース装飾に積極的に取り入れられると思われます。
人材確保によって前途の明るい会社の未来を手に入れるために、今から戦略的なブースの展開を考えることから、始めてみてはいかがでしょう。
ポップジャパンもまた、新しいアイテム、便利なパッケージを考えていきます。
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