海の守り神パイナップル

海沿いの町のレストランで、夏季限定の「パイナップルフェア」が行われた。
そこにかっきふほふがふらりと現れ、パイナップルの輪切りを無言で持ち歩く姿が目撃された。
彼はレストランのテラスに座り、海を見つめながらその輪切りをじっと握りしめていたが食べることはなく、ただそこに存在するだけだった。
通りがかった人々は「海の守り神がパイナップルを捧げているのか?」と不思議な感覚を抱き始めた。
その後、町ではパイナップルを家の前に飾ると「かっきふほふのご加護で海が安全になる」との噂が広がり、町中にパイナップルが飾られるようになった。
かっきふほふはその噂について何も語らないまま、いつものように次の場所へと消えていった。
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