こんにちは、ポップジャパンPRチームの酒井です。
思い返せば、新型コロナで自粛自粛の生活ももう1年半近いんですよね。
本当だったら行ってみたい観光スポットや新しくできた飲食店にも気兼ねせず行けたのに……と思うとしょうがないことではありますが、もったいない期間だなぁと思ってしまうのは仕方のないことだと思います。
その自粛期間中、ポップジャパンでは会社を多くの方に知って貰おうと、工場見学をより分かりやすく学びのあるものにして新型コロナが落ち着いた頃に皆さんに来ていただこう! と去年1年をかけて色々な準備を進めてきました。
しかしながら、まだまだ新型コロナが落ち着く様子もありません。
なので、オンラインでいいじゃないかということで、準備しました。
ポップジャパンのオンライン工場見学!!
去年は子供の社会科見学も難しかったと思います。
ですが、ポップジャパンのオンライン工場見学なら自宅にいながら工場見学ができます!
全字幕にルビが振ってありますので、低学年のお子さんにも分かる内容になっています。
課題に取り組む際に使ってあげてください!
勿論、大人の方も実は知らなかったことが分かったり、企業の方にもポップジャパンってこんなことができるんだなと思って頂ける内容になっています。
今回はオンライン工場見学の第一弾の内容を簡単にご紹介いたします。
製版
詳しくは動画を見てね!と言ってしまうと私の仕事が奪われるのでダメなんですが動画の方が分かりやすいと思います。
ポップジャパンが扱う印刷方法は大きく分けて2種類あり、そのうちの1つ捺染印刷の最初の工程が製版です。
捺染印刷とはつまるところシルクスクリーン印刷です。
子どもの頃、学校で手刷りの印刷をシルクスクリーンでしたよ! って方もいらっしゃると思います。
それの大きいものです。
ここで大きな網戸みたいなものを想像してください。
それを紗(シャ)と呼びます。
捺染印刷では、その紗にインクをのせて下に敷いた布にインクを移すわけなんですが、網戸のままだと布全体に色がついてしまいますよね。
複雑な模様の印刷をするためには、色を付けたくない場所の網目を塞ぐ作業が必要になるわけです。
その紗の加工をする(インクが通る部分と通らない部分を分ける)作業が製版です。
ページ内では版が作られていく様子が動画とテキストで紹介されています。
形になっていく版を見るのは面白いですよ。
調色
詳しくは動画を見てね!といってしまうとやはり私の仕事が奪われるのでダメなんですがやっぱり動画の方が分かりやすいと思います。
捺染印刷は基本的にCMYKという色でほとんどの色を表現し印刷しています。
シアン、マゼンタ、イエロー、キープレートの頭文字ですね。
テレビのディスプレイの色は光の三原色、RGBで表現されている! みたいなことを聞いたことがある方も多いと思います。
RGBの場合は色が混ざり合う度に明るい色になっていくんですが、CMYKは色が混ざり合う度に暗い色になっていくんです。
印刷業界ではCMYK、とりあえずそう覚えておいてください。
そのCMYKのインクで様々な色を作ることができるのですが、万能ではないんです。
CMYKでどうしても表現できない色(金色など)を特別にインクから作る作業を調色のコーナーでは紹介しています。
様々なインクを足したりして指定された色に近づけていく作業はまさに職人の技といった感じです。
企業のロゴなど、色がしっかり決まっているものなども調色の腕の見せ所です。
終わりに
ということでポップジャパンのオンライン工場見学がスタートしました。
動画の編集、全て酒井が担当しました。
皆さん存分に褒めたたえてください。
冗談はさておいて、現在製版と調色の2本が公開されています。
近いうちにお楽しみの印刷シーンなども追加していく予定ですので、こまめに遊びに来ていただけると嬉しいです。
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