こんにちは、ポップジャパンPRチームの酒井です。
道を歩いているときや車を運転しているとき、のぼりの向こうに立っている人が見えなかった経験ってありませんか?
もしかすると中にはヒヤッとする体験をされた方もいるのではないでしょうか?
のぼりはその特性上、どうしても視界の一部を覆ってしまい交通安全の妨げになる可能性をはらんでいます。
我々のぼりを扱う業種は安全を守るための案を常に考え続けなければならないと思っています。
今回は社内での商品開発で誕生した新しい交通安全へのアプローチ、『シースルーのぼり』についてご紹介いたします。
シースルーのぼりとは
シースルーのぼりは読んで字のごとく、「透けて見える」のぼりです。
のぼりで視界を覆われるのなら、覆われても向こうが見える素材なら交通安全に寄与できる、そんな考えから開発されました。
のぼりは通常、テトロンポンジやテトロントロピカルという生地で製作されることが多いのですが、シースルーのぼりはクインズコートというメッシュ素材を使用したのぼりです。
メッシュ素材ですが、発色が良く歪みも少ないので印刷にも適した素材です。
また社内のテストでは、風が通り抜けるため従来ののぼりよりも劣化しにくい、角の耐久性が高いことが分かっています。
では実際に画像で比較してみましょう。
こちらがテトロンポンジで製作した従来ののぼり。
車のシルエット、ライトやナンバーはほとんど見えないですね。
こちらがクインズコートで製作したシースルーのぼり。
車のシルエットだけでなく、ライトやナンバーも視認できます。
通常だと気づけない車や人の接近もシースルーのぼりなら早めに感知できると考えられます。
実際に設置した実験
伴町内会協力のもと、伴学区の取り組む「安全・安心・伴の道づくり」プロジェクトの一環である車のスピード制限を周知する「ゆっくりんロード」ののぼりをシースルーのぼりに置き換えて視認性や、近隣の反応を調査しました。
設置されたのぼりの様子がコチラ。
シースルーのぼりは遠くから見ると文字がはっきりと見え、近くで見ると透けて見えるという不思議な作りになっています。
画像ののぼりはどちらも同じシースルーのぼりですが、手前と奥とで見え方に違いがありますよね。
ここからは設置にご協力いただいた伴町内会からの反応です。
・向こうが透けて見えることで安全性が高まったように感じる
・歩行者は透けているのぼりに興味を持ってくれるので周知したい文言により注目してくれた
・車に乗りながらでも内容が読み取れた
・透けて見えるということから薄い素材かと思ったが、生地がしっかりしていた
・透け感のおかげで閉塞感が緩和されて、通りが爽やかな印象になった
・今後も取り入れていきたいと思った
最後に
こうした社内、社外での実験の末、シースルーのぼりの発売に至りました。
現在はお問い合わせいただければシースルーのぼりの製作が可能です。
当社オンラインショップでもオリジナルデザインで注文できるように準備していきますのでそちらも是非チェックをよろしくお願いいたします。
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